tag:blogger.com,1999:blog-34803975921493739702024-03-14T13:07:56.669+09:00Progressive Rock TogetherProgressive Rock Jazz Fusion AOR
comment
<a href="http://music.blogmura.com/progressive/"><img src="http://music.blogmura.com/progressive/img/progressive88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ" /></a>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.comBlogger46125tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-43959176595690554412008-09-04T08:31:00.004+09:002008-09-04T08:54:40.985+09:00再び Klaus Schulze / Time Wind<a href="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SL8gjaxpVbI/AAAAAAAAAPg/yG71PCIcuFQ/s1600-h/ç„¡é¡Œ-スキャンã•ã‚ŒãŸç”»åƒ-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5241944284137608626" style="DISPLAY: block; MARGIN: 0px auto 10px; CURSOR: hand; TEXT-ALIGN: center" alt="" src="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SL8gjaxpVbI/AAAAAAAAAPg/yG71PCIcuFQ/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div></div><br /><div><strong>Klaus Schulze</strong> の75年の作品「<strong>Time Wind</strong>」です。<br /></div><div>高校生だったころ<strong>タンジェリン・ドリーム</strong>も聴いていたんで、その流れで買ったと思います。<br /></div><div>タンジェリン・ドリームのほうは、同じシンセ・ミュージックでもメロディーもあったし叙情的な部分も<br /></div><div>あったので受け入れやすかったのですが、<strong>Klaus Schulze </strong>はもっとコアな面が強いですね。</div><div></div><div> </div><div>ワーグナーに捧げるとありますが、すごく重く暗い世界です。</div><div></div><div> </div><div>延々とシンセの反復リズムが続きます、聴き続けるとトリップしそうな感じ。</div><div></div><div> </div><div>ひたすら終焉に向かって突き進むような、そして最後の終わり方は強烈でした。</div><div></div><div> </div><div>高校生だった私は恐ろしくなり、長い間この「<strong>Time Wind</strong>」を聴くのを封印してしまいました。</div><div></div><div> </div><div>それから30年ようやく私は恐怖の扉をまたあけるのでした。</div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-42736163653804728212008-08-08T06:30:00.005+09:002008-08-08T08:04:58.109+09:00プログレ名盤。 Spectral Mornings / Steve Hackett<a href="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SJtpdu00hoI/AAAAAAAAAPY/pgyIt2-IaqE/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5231891351627662978" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SJtpdu00hoI/AAAAAAAAAPY/pgyIt2-IaqE/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div>79年作の3作目の <strong>Steve Hackett </strong>の「<strong>スペクタクル・モーニング</strong>」は、文句のつけようののない大傑作でした。</div><div></div><div>自身のサウンド・コンセプトを確立し、迷いもなく自信に満ち溢れているようだ。</div><div></div><div></div><div> </div><div> </div><div>1曲目「<strong>Every Day</strong>」から Steve の創造性は全快、躍動感とロマンティシズムが見事に融合したメロディーやギター・ソロは名演。</div><div></div><div>タイトル曲「<strong>スペクタクル・モーニング</strong>」では、哀愁のメロディーを切ないまでも歌い上げる <strong>Steve </strong>のギターは感動的ですらある。</div><div></div><div></div><div></div><div> </div><div> </div><div>その他の曲も、昔の遊園地に迷い込んでしまったような錯覚を覚える、少しコミカルで懐かしい哀愁を漂わせてたり、中南米っぽいメロディーだったり不思議な世界で楽しめます。</div><div></div><div></div><div></div><div> </div><div> </div><div>6曲目「<strong>ロスト・イン・コルドバ</strong>」では、後のクラッシック・ギターによる一連の作品を予感させる、クラッシック・ギターの演奏。コルドバに行ったこともなければ、観た事もありませんが、風景が頭の中で想像されていきます。</div><div></div><div></div><div></div><div> </div><div> </div><div>この頃の世相としては、ニュー・ウェイヴやテクノ・ポップなどが持てはやされていましたが、プログレ受難の年代に、こっそりとこんな傑作アルバムが発表されていたなんて、GENESIS が失ったもの、いやプログレ界全体が失っていったものを <strong>Steve Hackett </strong>は全て拾い上げ、はたまた再現していったのでした。</div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-87689147030020564532008-08-06T18:28:00.006+09:002008-08-06T19:33:48.449+09:00Please Don't Touch / Steve Hackett<a href="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SJlu0lMuVII/AAAAAAAAAPQ/7B3uVBcQR0U/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5231334291785274498" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SJlu0lMuVII/AAAAAAAAAPQ/7B3uVBcQR0U/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div>78年 <strong>GENESIS</strong> を脱退した <strong>Steve Hackett </strong>のソロ2作目は、意外にアメリカナイズされた、フォーク・ロック的な曲が前半を占めている。</div><div></div><div></div><div></div><div></div><div> </div><div>参加メンバーにはアメリカン・プログレの雄 <strong>KANSAS</strong> の<strong>Steve Walsh</strong> と <strong>Phil Ehart </strong>とフォーク・シンガーの <strong>Richie Havens </strong>それと何故か黒人女性シンガー <strong>Randy Crawford</strong>、この人は<strong>クルセイダース</strong>の<strong>ストーリト・ライフ</strong>などのボーカルだったことやなにかのトレンディー・ドラマの主題歌で日本でも人気があった人で Steve Hackett との接点がよく判りません。とにかくアメリカ勢が大勢占めているので、きっと今までの<strong>Steve Hackett </strong>の雰囲気とは違和感を覚えるのかも知れませんが、それは、あくまでもいい意味での違和感です。</div><div></div><div></div><div></div><div></div><div> </div><div>6曲目の「Hoping Love Will Last」での <strong>Randy Crawford </strong>の熱唱からラスト10曲目の <strong>Richie Havens</strong> がしっとりと歌う「Icarus Ascending」まで、切れ目なしで、まるで七変化的にカラフルな <strong>Steve Hackett </strong>のギター・プレイは色々なエフェクターや奏法を駆使しながら、聞くものを飽きさせないプレイを展開、後々のライヴでの定番となるようなフレーズも含まれています。</div><div></div><div></div><div></div><div></div><div> </div><div>この作品は何人かのヴォーカリスト達が参加していますので、歌物が Steve のアルバムの中では一番良いというか、必然的に聴けます。そのしっかりとした歌物の楽曲の中に、ほど良い感じで Steve のギター・プレイが入っていてバランスも良いし、ある意味ポップでもあります。</div><div></div><div></div><div> </div><div>発売当時から今日に至るまで、このアルバムにはお世話になっています。大好きです、しかし、しかし</div><div>これで終わらず、この次の作品では、これぞ <strong>Steve Hacett </strong>と唸らせるほどの大傑作アルバムをだすのだから<strong> Steve </strong>は凄い!</div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-33663308398262580792008-08-05T05:59:00.004+09:002009-02-04T08:46:01.058+09:00プログレ魂を持つ男 Voyage of the Acolyte / Steve Hackett<a href="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SJdt7qn7xhI/AAAAAAAAAPI/hqQ-gSUCwqs/s1600-h/ç„¡é¡Œ-スキャンã•ã‚ŒãŸç”»åƒ-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5230770364035614226" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SJdt7qn7xhI/AAAAAAAAAPI/hqQ-gSUCwqs/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div></div><br /><p><strong>Steve Hackett</strong> の75年の初ソロ・アルバムは中世ヨーロッパ的ロマンを感じさせる、非常にGENESIS そのもの、もしや「<strong>月影の騎士</strong>」の続編的な作品。残念なのは当たり前だがPeter Gabriel のヴォーカルがないことだけです。</p><p>当時 GENESIS は問題作「<strong>幻惑のブロードウェイ</strong>」を発表して、その張本人である Peter はGENESIS を脱退してしまった。たぶん、このアルバムに収められている楽曲は <strong>Steve Hackett </strong>が GENESIS 用に考えて作ったものだと思います。</p><p>ジャケットの絵は Steve の奥さんが描いたもので、その淡い世界そのもの、繊細で美しく、少し物悲しい楽曲が並んで、この独特な中世ヨーロッパ的な美意識は、その後の Steve の作品群にも継承されていくことになる。やはり前期GENESISの中世的なロマンや雰囲気は <strong>Steve Hackett </strong>が持ち込んだものだというのが、この作品を聴くとよく判ります。</p><p>音楽的にどうこうというより、自分はとにかく、こういう幻想的で美しい、しかもドラマを感じさせられる曲が大好きです。当然その後の Steve の作品群も私のお気に入りなっていくのでした。なんとなく職人気質を感じさせる <strong>Steve Hackett </strong>の道程も好感が持てますし、まさに<strong>プログレ魂</strong>を持つ男でもありギター職人でもある <strong>Steve Hackett </strong>なのでした。</p><br /><br /><a href="http://british-adult.seesaa.net/article/113178813.html">ブリティッシュ愛 佐久間町withスティーヴ・ハケット</a>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-30608321021585874262008-08-01T18:37:00.005+09:002008-08-02T05:59:46.711+09:00B級の真骨頂! Bedside Manners / Greenslade<a href="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SJLaZ_SXZ8I/AAAAAAAAAPA/di1_9j3DYLs/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5229482257350617026" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SJLaZ_SXZ8I/AAAAAAAAAPA/di1_9j3DYLs/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br />コラシアムの解散後、キーボードの <strong>Dave Greenslade </strong>は盟友 <strong>Tony Reeves </strong>と共に、元サムライの <strong>Dave Lawson</strong>、はたまた元 <strong>King Crimuson </strong>の <strong>Andrew McCulch </strong>と自分の名前をグループ名にしたこの <strong>Greenslade</strong> を72年に結成。<br /><br />ツイン・キーボードにギター・レスという独特な編成でデビューし、ある程度の好評を博した <strong>Greenslade</strong> のセカンド・アルバムです。完成度もそこそこ高く、たぶん <strong>Greenslade</strong> の最高作?だと思います。<br /><br />ジャケットからして、B級ホラー映画みたいで、私のすきなB級感がサウンドとともに全体に漂っています。こういったグループが存在するというのもやっぱし70年代の良さですよね。今じゃきっとレコード会社も相手にしないだろうから。<br /><br />ツイン・キーボードですが決して、煌びやかさはなく、オルガン・サウンドな地味な音質です。でもそこがブリティッシュ的、ギターがない代わりにベースが骨太な音でメリハリをつけています。<strong>King Crinuson </strong>の「リザード」でドラムを叩いていた <strong>Andrew MacCuloch</strong> のドラム・プレイが堪能できるのも、 <strong>Greenslade</strong> の魅力です。最近気がついたのですが、ある程度の大音量で聞かないと <strong>Greenslade</strong> の良さは判りにくいので、許す限りにボリュームを上げて鑑賞してください。最後に愛情を持って聴けばすごく良いグループです。トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-62173963524631266512008-07-28T17:53:00.003+09:002008-07-28T18:32:29.962+09:00Brilliant Trees / David Sylvian<a href="http://2.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SI2J7JAuhRI/AAAAAAAAAOo/TenB6q9zE6w/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5227986391571268882" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://2.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SI2J7JAuhRI/AAAAAAAAAOo/TenB6q9zE6w/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div></div><br /><p><strong>David Sylvian</strong> は、あの JAPAN の中心人物である。</p><p>JAPAN 自体がその容貌から、ミーハー的なバンドとして、特に日本では異様と思えるほどアイドルとして、熱狂的に迎えられた。デビュー当時は本国イギリスでは、ほとんど無名であった。しかし、今ではいわゆるビュジアル系バンドの元祖として神格化されている。だが、それは外見的な部分だけのことで、内面の精神的部分は皆無である。</p><p>その <strong>David Syl</strong>vian の初ソロ・アルバムです。注目は <strong>坂本龍一、ホルガー・シューカイ</strong>、<strong>ジョン・ハッセル</strong> などの参加メンバーです。サウンド的にも曲の内容も、かなりストイックで、文学的かつ宗教的な雰囲気が全編に漂う内容です。彼自身は、特別に学歴があるとかそういうタイプではないが,内面は恐ろしく繊細な神経な持ち主で、JAPAN の絶頂期で解散というのも頷けます。</p><p>今もなにか世捨て人という生活をしているみたいなのですが、その生き方は有能なミュージシャンを引き寄せながら、その後も素晴らしい作品を発表していきます。あの <strong>ロバート・フリップ</strong> もしかりで深くか関わっています。</p><p>個人的には3曲目の「ノスタルジア」とラストの「Brillant Trees」にすっかり魅了され、なぜか聴くごとに心が浄化される洋な感覚になります。ほんとうにこれは、文学的な作品だと思います。</p><p> </p>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-67294935729473119802008-07-25T05:49:00.003+09:002008-07-25T06:30:56.910+09:00遅れグラム・ロック Steve Harley & Cockney Rebel / Face To Face<a href="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SIjrFq3Se3I/AAAAAAAAAOg/oExhhRGNlu8/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5226685850201521010" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SIjrFq3Se3I/AAAAAAAAAOg/oExhhRGNlu8/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div></div><br /><p>70年代UKロックのムーヴメントの一つとして、<strong>グラム・ロック</strong>というものがあった。<strong>デヴィッド・ボウイ、ロキシー・ミュージック</strong>や<strong>スレイド、Tレックス</strong>などなど数多くのスター達を輩出していった。</p><p>しかしそのブームも73年末頃にはピークをすぎており、当時デビューしたグラム系のグループは「<strong>遅れてきたグラム</strong>」と呼ばれた。そんな遅れグラム・ロックの代表各がこの <strong>Cockney Rebel </strong>です。</p><p>日本でもセカンド・アルバムの邦題「<strong>さかしま</strong>」はそこそこ話題にはなりました。メンバーにも、後に<strong>10cc、アラン・パーソンズ</strong>に参加した <strong>Duncan Mackay</strong>(key)や <strong>Stuart Elliot</strong>(Dr)などが居ます。</p><p>中心人物の <strong>Steve Harley </strong>ですが<strong>デカダンス、ナルシズム</strong>などグラム的な要素もしっかり兼ね備え、独特な歌いまわしが強烈に印象に残り、好き嫌いがはっきりと別れるタイプだと思う。聞き込めば病み付きになるというスルメイカ的なメロディーが、単なるB級と切り捨ててしまうのはもったいない存在です。</p><p>前作の「<strong>さかしま</strong>」も派手さはないが独特のエグ味を持つサウンドと独善的メロディーが心に残る英国ポップの裏名盤だったが、本作はそんな彼らの初ライヴ盤でもあり、ラスト・アルバムでもある。ロック・コンサートというより、なにか場末のキャバレーのショーでも観ているようで、独特でかつ異様な盛り上がりをみせていて、聴くほどに楽しめる作品です。</p><p>少数派が好きな自分ですが、この <strong>Steve Harley & Cockney Rebel </strong>も、この日本で一体何人の人が知っているんでしょうか?知る人ぞ知るという感じがまたマニア心に火をつけるんでしょうか。</p><p> </p><p> </p>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-7677725243175872162008-07-23T13:29:00.003+09:002008-07-23T13:55:02.257+09:00SUNSET WADING / John G Perry<a href="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SIaz3dRSlII/AAAAAAAAAOY/wkNUCdJagGg/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5226062182941365378" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SIaz3dRSlII/AAAAAAAAAOY/wkNUCdJagGg/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div><strong>John G Perry </strong>は中期CARAVAN のメンバーだった人。その後は Rupert Hine のバンドなどで活躍する。</div><div> </div><div>プログレを聴き続けていると、本当にプログレの果てまで来てしまったような感覚を覚える隠れ名盤と出会える。プログレ受難の年、76年はこういった音楽を不定するパンク・ムーヴメントが吹き荒れていた時代でした。</div><div> </div><div>アルバムは曲というより、14個の音のピースから成り立っています。ジャケットのイメージそのものの、クールなサウンドや後期のゴングみたいなジャズ・ロックや、アンビエント風なサウンドなど、どれもその先のプログレの世界を十分予感させるものであります。</div><div> </div><div>参加メンバーは、その後、名を馳せる <strong>Rupert Hine </strong>、BrandX から <strong>Morris Pert </strong>元 King Crimuzon の <strong>Michael Giles </strong>、Deep Purple から<strong> Roger Glover</strong>、 CARAVAN のメンバーでその後ペンギン・カフェの <strong>Geoffrey Richadson </strong>当、豪華なのも嬉しいです。</div><div> </div><div>この暑い夏は、夕暮れ時にビールでも飲みながら、この作品を聴くのもプログレ通の密かなる愉しみでもありますね。</div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-38853172109108988682008-07-19T07:11:00.005+09:002008-07-19T07:41:06.636+09:00Curious Feeling / Tony Banks<a href="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SIEVXQBno3I/AAAAAAAAAOI/dM5L6fRWm-A/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5224480531909419890" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SIEVXQBno3I/AAAAAAAAAOI/dM5L6fRWm-A/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div>ご存知 GENESIS の <strong>Tony Banks </strong>の1979年の初ソロ・アルバムです。丁度、GENESIS が「そして3人が残った」を発表した後です。</div><div></div><div> </div><div>ですから、当時のポップになる以前のプログレ的な雰囲気も残っています。全体的にヤマハのエレピの音とそれに重なる壮厳なストリングスといった感じでしょうか。派手さは全くありません。ジャケットの淡い絵が雰囲気に合っています。なんとなく秋の夜長に聴きたくなったりします。</div><div></div><div><strong></strong></div><div><strong></strong></div><div><strong></strong> </div><div><strong>Tony Banks </strong>はその後、GENESIS のブレイクと共に、 Phill やMike のようにソロとしての成功を夢みて、ポップよりの作品を作っていきますが、イメージ的に地味といおうか生真面目な性格が相まって、個人としての大きな成功はえられませんでした。やはり人間的に裏方タイプの人なんですね。</div><div></div><div></div><div> </div><div>個人的には <strong>Tony Banks </strong>を聴けるのはここらまでで、その後は正直つまらない、キーボード・プレイも単純なコード弾きばかりになってしまった。このアルバムもギリギリOKというところなんですが、ジャケットの絵が気にいっているので、手元に置いています。もちろん中期GENESISが好きであれば、まちがいなくこの作品も気にいると思いますよ。</div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-11493922998754471312008-07-10T08:10:00.004+09:002008-07-10T08:41:06.446+09:00神話の中の亡霊 / Barclay James Harvest<a href="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SHVFovhG3oI/AAAAAAAAAOA/B92dkU3m4IY/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5221155909258370690" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SHVFovhG3oI/AAAAAAAAAOA/B92dkU3m4IY/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div></div><br /><p><strong>Barclay James Harvest</strong> については、実はよく知らない。初期の作品を確か30年前に聞いていたと思うが、印象には残らなかった。たぶん刺激がなかったからだと思う。</p><p>最近、なんとなく聞いてみたくなり、本当に訳もなく本作「<strong>神話の中の亡霊</strong>」を買って聞いてみました。音はリマスターされ鮮明になっていて非常に聴きやすい。このアルバムはB.J.H の8作目で、プログレっぽい雰囲気きも少し残しながらも、ポップな曲想で聴きやすく、彼ら特有の温かみ、かつ牧歌的な、または田園風景が浮かんできそうな、いい感じでした。</p><p>たぶん、自分が年をとり感受性が変わってきて、刺激よりこういった安らぎを覚える音楽を欲するようになってきたのかも知れない。こういった音楽をアメリカ人が演奏すると、たぶんウエスト・コーストみたいになるんでしょうが、そうはならないところがブリティッシュの良さで、やはり独特の湿りっけがあるからだろう。</p><p>曲はビートルズっぽいメロディーだったり、実際ビートルズの曲がところどころ顔をだす。あと<strong>キング・クリムゾン</strong>へのアンサー・ソングの「ムーン・ガール」という曲があり、冗談っぽくて笑えます。B.J.Hに関しては自分もようやく受け入れ態勢ができたみたいですので、遅ればせながら少しずつ聞いていこうと思いました。やはりプログレ道は長い!</p><p> </p>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-89549505531710211432008-06-21T18:27:00.004+09:002008-06-21T19:03:59.484+09:00終わりなき蜃気楼の旅 Rajaz/ CAMEL<a href="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SFzJjlOyXtI/AAAAAAAAAN4/X7EsGb2oHoo/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5214264081714929362" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SFzJjlOyXtI/AAAAAAAAAN4/X7EsGb2oHoo/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div><span style="font-size:130%;">たった一人で長い間 CAMEL の看板を背負ってきた、唯一無比のギタリスト Andy Latimer が盟友でもある Collin Bass らと造り上げたこの「Rajaz」は久々にCAMEL らしいサウンドに満ちた好アルバムとなった。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">90年代、復活した CAMEL</span> は「Dust And Dreams」そして「Harbour Of Tears」と自らのルーツなどを探った、少し重たいテーマのコンセプト・アルバムを発表してきた。それなりに評価されたが自分的には少し馴染めなかった記憶がある。</div><div> </div><div>この「Rajaz」はコンセプト・アルバムではなく、ストレートに <strong>Andy Latimer </strong>の個性が出た作品だ。</div><div>最初から叙情的な泣き系のギター・ソロから始まり、あの超名曲「Ice」を彷彿させる「ローレンス」という、印象的なギターソロが続く曲で終わる。</div><div> </div><div>イメージ的には「ミラージ」の頃の雰囲気が、プログレ好きにはたまらない。ラスト2曲「サハラ」と「ローレンス」は本当に何度聴いても感動する。100%以上の Latimer のギター・ワークが堪能できる。</div><div>自分はもうドライヴの時のBGMにもしてしまっています。</div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-20331217712913930652008-06-16T21:47:00.003+09:002008-06-16T22:26:06.064+09:0080年代最高のポップス・ロック Invisible Touch / GENESIS<a href="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SFZhEeJlcdI/AAAAAAAAANw/kpb1qx3-jG0/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5212460348168565202" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SFZhEeJlcdI/AAAAAAAAANw/kpb1qx3-jG0/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div><span style="font-size:130%;">GENESIS の最大のヒット・アルバムです。</span></div><div><span style="font-size:130%;">たぶん GENESIS の名前が付いてなければ聞くこともなかった音です。良くも悪くも80年代を象徴するようなサウンドで、自分的には (やっちまったなー!)という感じでした。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">しかし、そうはいってもGENESISのことが好きでしたから、この後の来日公演や Phil Collins の来日公演もしっかりと観に行ってきたのでした。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">やはりヒット曲というものはモンスターです。この一見冴えないおじさん達をアイドル並みの人気者にしてしまいました。Phil Collins に至ってはもう勘弁ならんの世界でした。</span></div><div><span style="font-size:130%;">このアルバムにはプログレ的な要素もなく、英国的な翳りも全くありません。本当に売れるべきして売れたポップ・ロックの世界があります。(表題曲は化粧品のイメージ・ソングにも使われていました。)ですから万人受けする傑作なのです本当は、悪く言ってはいけません。</span></div><div><span style="font-size:130%;">なんだかんだ言っても、GENESIS が好きなのだから。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">しかしこのヒットが GENESIS の首を結果的に絞めてしまった。今や 当の Phil も去り、</span></div><div><span style="font-size:130%;">新メンバーを迎えての新たな船出も失敗に終わり、今現在は他のプログレ・バンドは比較的に再結成などで話題を集めてたりするが、GENESIS に至ってはサッパリだ。最近コンサートを行った事は知っているが特別聴きたいとも思わない。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">Phil Collins はもう Brand X はやらないでしょうね?(やるわけないか!)</span></div><div><span style="font-size:130%;">悪く書いてしまいましたが、でもときどき聴いたりもしています。(なーんだ好きなんだ!)</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-12321572068242192012008-06-12T05:06:00.002+09:002008-06-12T06:03:51.719+09:00Saturation Point / Wolf<a href="http://2.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SFAwkzPwtqI/AAAAAAAAANo/K1bqqMrSPFI/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5210718177657403042" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://2.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SFAwkzPwtqI/AAAAAAAAANo/K1bqqMrSPFI/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div><span style="font-size:130%;">Curved Air を脱退した Darrryl Way が結成した <strong>Wolf 。</strong></span></div><div><span style="font-size:130%;">元King Crimson のイアン・マクドナルドをプロデューサーに迎えた1stアルバムがそこそこ話題を集めた。そのWolf のセカンド・アルバムです。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">この辺のグループになると、イエスとかフロイドといったプログレの王道から外れ、プログレの裏街道な世界となり決して陽の目を見ることはないのだが、その事を理解しつつもコッソリと楽しむのがプログレ・マニアの道なのでしょう。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">内容的にはカンタベリーな雰囲気のジャズ・ロックで、Way のヴァイオリン・ソロにギターのJohn Etheridge が絡みそこそこなインタープレイを展開。良くいうとジャズ・ロック・クラッシックが三位一体となったサウンドは魅力的だが、今ひとつ突き抜けるものがなく、次のアルバムではヴォーカルが加入し、中途半端なハード・ロックを展開。一体何をしたかったのだろうか?</span></div><div><span style="font-size:130%;">やはりと言おうか、グループは短命に終わり、Way はまた元のさや Curved Air に Etheridge はあのソフト・マーシーンに加入してジャズ・ロックの道をまっしぐらに進むことになります。</span></div><div><span style="font-size:130%;">しかし、このWolf はB級クラスの楽しみがあります、B級ならではの雰囲気が満載。そんなところを汲み取りながら聞くと、なんだかいとおしくも感じるグループなのです。まとまらなくなってしまったが、最後になんで Wolf ってグループ名なんだろうか?</span></div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-87880913047812487252008-06-03T13:27:00.002+09:002008-06-03T13:48:14.548+09:00悲しき酒場の唄 / Sad Cafe<a href="http://1.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SETIcwDDXdI/AAAAAAAAANY/IXwozkeAKiE/s1600-h/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5207507465406733778" style="DISPLAY: block; MARGIN: 0px auto 10px; CURSOR: hand; TEXT-ALIGN: center" alt="" src="http://1.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SETIcwDDXdI/AAAAAAAAANY/IXwozkeAKiE/s320/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a> <span style="font-size:130%;">元マンダラ・バンドの4人に2人のヴォーカルを加え、バンド名を小説のタイトルからとってデビューした Sad Cafe はシンセによるシンフォニックなオーケストラ・サウンドをバックにプログレ的アプローチのブリティッシュ・ポップを聴かせ、10cc と YES の中間のサウンドと評された。正真正銘な英国ならではの雰囲気バリバリのグループで、日本でも全然知名度もなくマニアしか知らないという状況が寂しい。</span><br /><p><span style="font-size:130%;">Sad Cafe は知らなくても GENESIS のマイク・ラザフォードのバンド メカニックスのヴォーカルのポール・ヤングが在籍していて、ここでも魅力的な歌声を聞かせています。ただ最近、病死したということで非常に残念な気持ちです。</span></p><p><span style="font-size:130%;">アルバムの後半はマンダラ・バンド用に書かれた曲で、メドレー形式の起伏のとんだ美しいくドラマチックでプログレ・ファンにはたまらない進行です。</span></p><p><span style="font-size:130%;">この後バンドはポップ色がだんだんと強まり、最後はなんとも変哲もないA.O.Rなバンドとして姿を変えていってしまうのが残念!</span></p><p><span style="font-size:130%;"></span> </p>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-20084799975999789262008-05-17T11:14:00.006+09:002008-05-19T14:14:48.195+09:00Mellotron 忘れられない音<span style="font-size:130%;"><strong>Mellotron</strong> はイギリスのMellotron社で60年代に開発されたエレクトリック・キーボードである。</span><br /><br /><span style="font-size:130%;">鍵盤ひとつひとつに太いアナログの磁気テープがあり、鍵盤を押すと巨大なモーターが回り、テープを巻き込む7秒間のみ音が出る仕組みです。もちろん、そのテープが巻き戻る間は音が出ない。</span><br /><br /><span style="font-size:130%;">ひとつのコードを押さえてもシンセサイザーのように永遠に音は続かない故にコードの押さえるポジションを変えざるえない必然性が出てくる。</span><br /><br /><span style="font-size:130%;">ここがMellotronを使った音楽の面白いところで、よく聴くと、押さえているコードのポジションがどんどん変わる、もしくはカウンター・メロディーを弾かなくてはいけなくなる。これは音楽を平坦にしなくてよい要因である。</span><br /><br /><span style="font-size:130%;">ついついナマなキーボーディストは楽にコードを押し続けるきらいがあるが、このMellotronはそうはいかない。頭</span><span style="font-size:130%;">を使って自分で弾くことをアレンジする必要がある。</span><br /><br /><span style="font-size:130%;">Progressive Rock =Mellotronなんて傾向もあるが、そうでもない。機能上、早く弾くこともできない。そうすると、キーボーディストでないプレイヤーに適した楽器かもしれない。テクニックよりもアイディアが優先されるからだ。</span><br /><br /><span style="font-size:130%;">本体の中には、大きなテープを収納するカートリッジがあり、テープさえ代えればどんな音だって再現可能である。今でいうサンプラーの原始的なものと言って良いかもしれない。純正のテープにはストリングス、フルート、コーラスがあり、後になって管楽器やサウンド・エフェクトのテープも発売されました。</span><br /><br /><span style="font-size:130%;"><strong>Mellotron</strong>はスタンダードな形のものとMkⅡという直列二面鍵盤のものがあった。ビートルズの中期の作品でジョン・レノンが弾いていたものがこれである。</span><br /><br /><span style="font-size:130%;">80年代に入り、デジタル機器やサンプラーの出現で、Mellotron社はつぶれた。</span><br /><br /><span style="font-size:130%;">しかし、誰でも知っているMellotronのストリングスとフルートの音には、音楽の個性をも変えてしまうような魔力がある。アナログ・テープに録音したときの音の劣化による中域だけの音像、ヒスノイズやキーごとに微妙に違うピッチなどいろいろなファクターが原因だが、あの白い箱の中に魔法使いが住んでいることを信じてやまない。</span><br /><br /><span style="font-size:130%;">LINK</span><br /><a href="http://www.mellotron.com/">http://www.mellotron.com/</a> Welcom to Mellotron<br /><br /><a href="http://www.vemia.co.uk/mellotron/">http://www.vemia.co.uk/mellotron/</a>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-60542699712855660572008-05-16T06:27:00.003+09:002008-05-16T06:58:08.234+09:00Soft Machine / Bundles Allan Holdworth が参加!<a href="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SCyrBXoE4TI/AAAAAAAAAMY/l22xvu-EDOA/s1600-h/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5200719709716406578" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SCyrBXoE4TI/AAAAAAAAAMY/l22xvu-EDOA/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div><span style="font-size:130%;"><strong>Soft Machine</strong> こそは、カンタベリー・シーンを代表するミュージシャン人脈及び彼らの共有する音楽文化風土の主な幹にあたるグループである。</span></div><div><span style="font-size:130%;">もとはと言えば、ホッパーやラトラッジがワイアットの家に集まって、オーネットやコルトレーンのレコードを聴いたり、即興セッションを繰り返していたのが始まりだった。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">前作「Seven」あたりから、当時流行りのクロス・オーバーの影響か、シンセサイザーを導入、サウンドの電気化が顕著になってきた。</span></div><div><span style="font-size:130%;">そして、デビュー以来空席であったギタリストのポジションにあの Allan Holdworth が参加してこの「Bundles」は制作された。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">バンドにとっては思い切ったサウンドのイメージ・チェンジを図っている。それはジャズ・ロックからジャズ・フュージョンへの変貌であった。 Allan Holdworth のテクニカルなギター・プレイはバンドの表現の幅を思いっきり広げ、より多くのファンの獲得につながった。全編 Allan のギターがメインに展開され Allan のファンは秘聴!</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">しかし、従来のSoft Machine の路線からは大きく離脱、唯一のオリジナル・メンバーだった Mike Ratledge も本作をもって脱退。その後はSoft Machine の名は残しながら Karl Jenkins のグループと化し完全なジャズ・フュージョンのグループとなって行くのだが</span></div><div><span style="font-size:130%;">それはそれで、なかなか良くて私は好んで聴いています。</span></div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-37510996204965898782008-05-15T06:45:00.002+09:002008-05-15T07:16:46.007+09:00Robert Wyatt / Rock Bottom 不死鳥の復活<a href="http://2.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SCtdpHoE4RI/AAAAAAAAAMI/knen95O0QVU/s1600-h/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5200353155732529426" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://2.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SCtdpHoE4RI/AAAAAAAAAMI/knen95O0QVU/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div><span style="font-size:130%;"><strong>Robert Wyatt </strong>の初ソロ・アルバムは不慮の事故により下半身不随となりドラマーの道を絶たれた後の作品です。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">この水墨画がのような淡い海を描いたジャケットそのものの1曲目「Sea Song」すごくリリシズムを感じさせられる歌だ。Wyattのまるで嗚咽にも似た声が何故か心を締め付けさせられる。この1曲だけでも、このアルバムは聴く価値があると思います。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">Robert Wyatt はカンタベリー・シーンにおいて中心的バンドSoft Machine のドラマーからスタート、次第にジャズ志向を強めるバンドから脱退、その後、自身のグループ Matching Mole を結成。良質な作品を発表するが解散、そして不慮の事故、今回のこの作品がヴォーカリスト、Robert Wyatt としてのスタートとなったのである。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">彼を信頼するカンタベリー系のミュージシャンたちに支えられ、(Mike Oldfield Fred Frith 等が参加)Pink Floyd の Nick Mason がプロデュース。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">独特な雰囲気を持つ、本当に印象に残る傑作アルバムになった作品です。</span></div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-59931337393176840422008-05-14T06:28:00.003+09:002008-05-14T06:57:30.041+09:00AZIA 栄光よ再び!<a href="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SCoIN3oE4PI/AAAAAAAAAL4/9Mdil6t2n0c/s1600-h/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5199977754116022514" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SCoIN3oE4PI/AAAAAAAAAL4/9Mdil6t2n0c/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div><span style="font-size:130%;"><strong>AZIA</strong> についてはコアなプログレ・ファンからは、いろいろと良くない評価がされてきた。</span></div><div><span style="font-size:130%;">今、この記事を書いている最中だが、それこそ再結成された AZIA がこの日本で来日コンサートを行っている最中でもある。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">John Wetton/ Steve Howe / Carl Palmer/ Geoflrey Downes と言った、YES .King Crimson.EL&PというProgressive Rock シーンのトップ・バンドに在籍した泣く子も黙るようなメンバーで結成された AZIA は70年後半から急速に衰退していった Progressive Rock の復興を狙った切り札的バンドだったとも言えます。ゆえに商業的ロックに接近して言ったのも戦略的な要素だったのだろう。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">メンバーが在籍していたそれぞれのバンド特有の大作は一切無く、全ての曲がポップかつスリムに4、5分にまとめられ、卓越したテクニックとアレンジに裏打ちされた楽曲はそれまでのプログレの概念を打ち破った。全曲シングル・カットできそうな曲だが、よく聴けば確実にそれぞれのメンバーのプレイヤーとしての特性が生かされている。特にこの時期の John Wetton のヴォーカルは存在感がある。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">このアルバムは全米でも大ヒットし、9週間連続NO.1を記録、その年のアメリカで最も売れたアルバムとなり、日本を含む世界的な大ヒットとなった。</span></div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-81699724729040009042008-05-13T18:44:00.004+09:002008-05-13T19:13:34.459+09:00Chris Squire / Fish Out Of Water もっともYESな男!<a href="http://1.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SCljGXoE4NI/AAAAAAAAALo/nVjdnHwCAzE/s1600-h/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5199796205848420562" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://1.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SCljGXoE4NI/AAAAAAAAALo/nVjdnHwCAzE/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div><span style="font-size:130%;"><strong>Chris Squire </strong>の初にして唯一のソロ・アルバム。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">Chris Squire こそ YES を支え続けた男、あれだけ激しくメンバー・チェンジをしながらも YES が長い間、活動し続けたのも Chis Squire が尽力を尽くしたからこそ、なにせ Jon Anderson が脱退しても YES を守り続けた、それがこの</span></div><div><span style="font-size:130%;">Chris Squire なのである。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">このソロ作も、本当に YES らしくて、YES ファンならば間違いなく気に入る内容となっている。高音域な Chris のヴォーカルもなかなかだし、いかにもといった バリバリのベース・プレイにも痺れます。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">私のお気に入りは4曲目の「Lucky Seven」です。すでにこの時 YES を脱退していた Bill Bruford のタイトなドラムと Chis Squire のベースそれに絡む ご存知 Mel Collins のサックスが鳥肌ものです。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">その他いかにもプログレと言った長尺な組曲も、聞き込めばそれなりに良いです。どちらにしても YES ファンなら手元に置いときたい1枚です。 </span></div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-83143542741912576852008-05-12T03:48:00.003+09:002008-05-12T04:17:07.568+09:00Patrick Moraz / I 驚異のラテン・プログレ<a href="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SCc_inoE4KI/AAAAAAAAALQ/x3Na-DE7Gt0/s1600-h/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5199194158807703714" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SCc_inoE4KI/AAAAAAAAALQ/x3Na-DE7Gt0/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div><span style="font-size:130%;"><strong>Patrick Moraz </strong>初のソロ・アルバム。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">YES が「リレイヤー」発表以降、暗礁に乗り上げ格メンバーがソロ・アルバムを企画していくなか、YES 在籍中にリリースしたが、結局この作品が高い評価を得たことで YES の脱退が早まったのは、なんとも皮肉な現実となってしまった。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">Patrick Moraz は70年代の他のキーボード・プレイヤーによくある形式美などが全くない。ピアノといい、シンセサイザーといいアプローチがジャズとクラッシックの絶妙な変態的なフレーズ感、壷にハマッテしまうと病みつきになってしまう。ありきたりさは全然感じられない。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">Patrik Moraz スイス出身で、クラッシクを勉強、コロンビア大学で音楽を学び、プログレとラテン・ミュージックに傾倒したバックボーンもユニークだ。ブラジルのパーッカッション・グループを起用して、レイ・ゴメス ジェフ・バーリン アルフォンソ・ムーザン アンディー・ニューマーク と言った優れたミュージシャンを起用、ラテン・プログレという新たなジャンルを確立した偉業は多いに評価すべきだ。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">この後、本作も含めブラジル3部作を制作、次回もなかなか良い、日本のギタリスト 渡辺香津美のアルバムでもギターとシンセの強烈バトルを繰り広げている。</span></div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-38062165735517215232008-05-11T06:30:00.003+09:002008-05-11T07:03:24.692+09:00GRYPHON / Red Queen Gryphon Three<a href="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SCYUMXpKkoI/AAAAAAAAAK4/rgFz7Q62rXU/s1600-h/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5198865022583476866" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SCYUMXpKkoI/AAAAAAAAAK4/rgFz7Q62rXU/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div><strong>GRYPHON </strong>は、英国王立音楽院で古典楽器を学んでいた、二人の学生が中世音楽とロックの融合を目指して結成された。</div><div> </div><div>プログレでは、よく中世音楽を素材として用いたケースは数多いが、彼らのようにオリジナルの作曲によって、さらに探求を深めた例はあまりない。このようなアルバム、もしくは GRYPHON のようなグループが存在したことがプログレの奥深さを感じずにいられない。</div><div> </div><div>この当時 YES のツアーの前座を務めていたこともあり、それに誘発されたのか、このアルバムでは、キーボード・サウンドがより全面的に出て、かつ全曲インストルメンタルのみの長尺な4曲で構成されている。</div><div>キーボード類の大幅な導入に加えて、テープ・エフェクトすら用いながら、めくるめくる音彩のきらめくタピストリー、リーダー格の Ricard Havey は、後にリコーダーのソロ・アルバムを製作するほどの腕達者であり、同じく王立音楽院の出身の Brian Gulland はバスーンや古楽器の優雅な音色を鮮やかに操って、特徴あるサウンドを作り出している。</div><div> </div><div>しかし、中世音楽に特有の体位法的な展開や装飾的フレーズを可能にしているのは、グループ全体の卓越したアンサンブル能力にほかならない。実によく練り上げられた作曲、構成と相まって、物憂いまどろみからリズミックな疾走へ、それすら跳躍のための助走に過ぎなかったのかと思い知らされる。</div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-20902401739103709702008-05-05T15:48:00.003+09:002008-05-05T16:28:36.280+09:00CAMEL は日本人好み? Moonmadness / CAMEL<a href="http://1.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SB6t2Ee4hUI/AAAAAAAAAKY/_mD9t_B8-xs/s1600-h/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5196782164459947330" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://1.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SB6t2Ee4hUI/AAAAAAAAAKY/_mD9t_B8-xs/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><br /><div><span style="font-size:130%;"><strong>CAMEL </strong>は意外と、この日本においてファンが多い。</span></div><br /><div><span style="font-size:130%;"></span></div><br /><div><span style="font-size:130%;">実は私もそうで、CAMEL のアルバムは今でも頻繁に聴いている。いい意味でホっとするのかな?</span></div><br /><div><span style="font-size:130%;">か細いヴォーカルと、哀愁の泣きギターが日本人の琴線に触れるのだろうか。</span></div><br /><div><span style="font-size:130%;"></span></div><br /><div><span style="font-size:130%;">この76年の「Moonmadness」は CAMEL の最高傑作と評する人も多く、CAMEL らしさがよくでた作品です。</span></div><br /><div><span style="font-size:130%;"></span></div><br /><div><span style="font-size:130%;">ジャケット同様にサウンドもファンタジックで美しいメロディーの曲で構成され、非常に聴き易い、ラストの「Lunar Sea」はCAMEL 流フュージョン的なインストでライヴでの定番にもなっている。今は亡き Peter Bardens の温かみのあるオルガン、ムーグ・ソロや Andy Latimer のギターが上手くバランス取れているのも、このアルバムの良いところです。</span></div><br /><div><span style="font-size:130%;"></span></div><br /><div><span style="font-size:130%;">決して、テクニカルな演奏や身を削るような緊張感がプログレの音ではない、CAMEL のような癒し系もプログレの醍醐味なんですよね。</span></div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-79860873184922423252008-05-04T06:08:00.002+09:002008-05-04T06:41:20.690+09:00GONG のShamal なかなか良いですよ。<a href="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SBzUhEe4hTI/AAAAAAAAAKQ/PzrgSc0xFUI/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5196261734682756402" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SBzUhEe4hTI/AAAAAAAAAKQ/PzrgSc0xFUI/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><a href="http://3.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SBzUhEe4hTI/AAAAAAAAAKQ/PzrgSc0xFUI/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"></a><br /><span style="font-size:130%;"><strong>GONG</strong></span> の最高傑作とされる前作「YOU」の後、バンドのリーダだった Daevid Allen をはじめ、主だったメンバーも GONG を去って行ってしまった。<br /><br />その後この GONG を引き継いだのが打楽器奏者の <strong>Pierre Moerlen </strong>である。<br />演奏も打楽器中心の非常に躍動感に溢れるサウンドとなっており、所々GONG 特有のサイケの雰囲気も少し残しながら、ジャズ・ロックというより当時75年流行りのクロス・オーバー的なサウンドともいえ、次回作「Gazeuse!」ではパーカッションを3人にするなど、さらにというか強烈なインストルメンタルな音楽を追求して行くことになってくるのだ。<br /><br />この「Shamal」はちょうど、前期の傑作「YOU」と後期の傑作「Gazeuse!」に挟まれたつなぎぎてきなアルバムで、ちょっと存在が忘れ去られたイメージがある。<br />しかし、どっちつかずな雰囲気も捨てがたい魅力に包まれている。タイトでかつ躍動するリズムの上をさらにヴィヴラフォンをはじめ打楽器がリードをとり、サックスが絡んでくる曲展開は程よい緊張感も相まって気持ちよい。いい意味でこの当時75年の音だなーと思います。<br /><br /><span style="font-size:130%;"><strong></strong></span><br /><strong><span style="font-size:130%;"></span></strong><span style="font-size:130%;"></span>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-75121741227998125012008-05-03T17:02:00.002+09:002008-05-03T17:20:52.787+09:00炎 Wish You Were Here / Pink Floyd<a href="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SBwcHUe4hSI/AAAAAAAAAKI/gQEMIEF5suc/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5196058982161614114" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://4.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SBwcHUe4hSI/AAAAAAAAAKI/gQEMIEF5suc/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div><span style="font-size:130%;"><strong>Wish You Were Here </strong>(あなたがここにいてほしい)</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">なんてよわよわしいタイトルなのだろうか、前作「狂気」の記録的大ヒットは、次回作に対する絶大な期待と裏をかえせば各メンバーへの強烈なプレシャーをもたらしただろう。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">Wish You Were Here とは、若くして精神障害を引き起こしバンドを去った Syd Barrett へのオマージュ。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">ここには、前作のような文明批判や狂気だのといった重々しいテーマ、コンセプトなどはなく、ある意味とても地味で 喪失感 といったものに覆われているようだ。発表当時はあまりよい評価を受けなかったように記憶しているが、David Gilmour の弾くブルージーなギター・ソロは名演である。一度聴いたならば耳から離れない「泣き系プログレ」の傑作だと思う。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3480397592149373970.post-43113417651939110782008-05-02T18:33:00.002+09:002008-05-02T18:56:34.579+09:00David Gilmour<a href="http://1.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SBrgBEe4hRI/AAAAAAAAAKA/9x85Qf93ibU/s1600-h/ç¡é¡-ã¹ã­ã£ã³ãããç»å-01.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5195711429113054482" style="FLOAT: left; MARGIN: 0px 10px 10px 0px; CURSOR: hand" alt="" src="http://1.bp.blogspot.com/_dwGG5fa1ZXo/SBrgBEe4hRI/AAAAAAAAAKA/9x85Qf93ibU/s200/%E7%84%A1%E9%A1%8C-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F-01.jpg" border="0" /></a><br /><div><span style="font-size:130%;"><strong>David Gilmour </strong>の78年の初ソロ・アルバム。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">シンプルにただ David Gilmour となずけられたタイトルは、ほぼ等身大の David Gilmour の音楽がある。壮大なプログレ的な展開を期待すると、肩透かしを食らうが、シンプルながら</span></div><div><span style="font-size:130%;">David Gilmour の個性が100%でているアルバムである。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">78年と言えば、Pink Floyd が問題作「アニマル」を発表した後で、独裁制を強めはじめた、リーダーの Roger Waters に対して強まるバンド内の不満が、Richard Wright とこの David Gilmour のソロ・アルバムの製作の動機となる。</span></div><div><span style="font-size:130%;"></span> </div><div><span style="font-size:130%;">そしてギターの David Gilmour が最初にソロ・アルバムをリリースする。バンド参加以前の仲間と製作したこのアルバムはギター・サウンド全開な作品であった。ブルージィーでソリッドなギターで歌いあげたこの作品は、後の Pink Floyd 復活アルバムにも通じる内容となっており、ギタリストとしての才能を開花させている。</span></div>トミヤンhttp://www.blogger.com/profile/12155394580958813692noreply@blogger.com0