2008年6月12日木曜日

Saturation Point / Wolf


Curved Air  を脱退した Darrryl Way が結成した Wolf 。
元King Crimson のイアン・マクドナルドをプロデューサーに迎えた1stアルバムがそこそこ話題を集めた。そのWolf のセカンド・アルバムです。
この辺のグループになると、イエスとかフロイドといったプログレの王道から外れ、プログレの裏街道な世界となり決して陽の目を見ることはないのだが、その事を理解しつつもコッソリと楽しむのがプログレ・マニアの道なのでしょう。
内容的にはカンタベリーな雰囲気のジャズ・ロックで、Way のヴァイオリン・ソロにギターのJohn Etheridge が絡みそこそこなインタープレイを展開。良くいうとジャズ・ロック・クラッシックが三位一体となったサウンドは魅力的だが、今ひとつ突き抜けるものがなく、次のアルバムではヴォーカルが加入し、中途半端なハード・ロックを展開。一体何をしたかったのだろうか?
やはりと言おうか、グループは短命に終わり、Way はまた元のさや Curved Air に Etheridge はあのソフト・マーシーンに加入してジャズ・ロックの道をまっしぐらに進むことになります。
しかし、このWolf はB級クラスの楽しみがあります、B級ならではの雰囲気が満載。そんなところを汲み取りながら聞くと、なんだかいとおしくも感じるグループなのです。まとまらなくなってしまったが、最後になんで Wolf ってグループ名なんだろうか?

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