2008年8月1日金曜日

B級の真骨頂! Bedside Manners / Greenslade


コラシアムの解散後、キーボードの Dave Greenslade は盟友 Tony Reeves と共に、元サムライの Dave Lawson、はたまた元 King Crimuson の Andrew McCulch と自分の名前をグループ名にしたこの Greenslade を72年に結成。

ツイン・キーボードにギター・レスという独特な編成でデビューし、ある程度の好評を博した Greenslade のセカンド・アルバムです。完成度もそこそこ高く、たぶん Greenslade の最高作?だと思います。

ジャケットからして、B級ホラー映画みたいで、私のすきなB級感がサウンドとともに全体に漂っています。こういったグループが存在するというのもやっぱし70年代の良さですよね。今じゃきっとレコード会社も相手にしないだろうから。

ツイン・キーボードですが決して、煌びやかさはなく、オルガン・サウンドな地味な音質です。でもそこがブリティッシュ的、ギターがない代わりにベースが骨太な音でメリハリをつけています。King Crinuson の「リザード」でドラムを叩いていた Andrew MacCuloch のドラム・プレイが堪能できるのも、 Greenslade の魅力です。最近気がついたのですが、ある程度の大音量で聞かないと Greenslade の良さは判りにくいので、許す限りにボリュームを上げて鑑賞してください。最後に愛情を持って聴けばすごく良いグループです。

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