2008年7月10日木曜日

神話の中の亡霊 / Barclay James Harvest



Barclay James Harvest については、実はよく知らない。初期の作品を確か30年前に聞いていたと思うが、印象には残らなかった。たぶん刺激がなかったからだと思う。

最近、なんとなく聞いてみたくなり、本当に訳もなく本作「神話の中の亡霊」を買って聞いてみました。音はリマスターされ鮮明になっていて非常に聴きやすい。このアルバムはB.J.H の8作目で、プログレっぽい雰囲気きも少し残しながらも、ポップな曲想で聴きやすく、彼ら特有の温かみ、かつ牧歌的な、または田園風景が浮かんできそうな、いい感じでした。

たぶん、自分が年をとり感受性が変わってきて、刺激よりこういった安らぎを覚える音楽を欲するようになってきたのかも知れない。こういった音楽をアメリカ人が演奏すると、たぶんウエスト・コーストみたいになるんでしょうが、そうはならないところがブリティッシュの良さで、やはり独特の湿りっけがあるからだろう。

曲はビートルズっぽいメロディーだったり、実際ビートルズの曲がところどころ顔をだす。あとキング・クリムゾンへのアンサー・ソングの「ムーン・ガール」という曲があり、冗談っぽくて笑えます。B.J.Hに関しては自分もようやく受け入れ態勢ができたみたいですので、遅ればせながら少しずつ聞いていこうと思いました。やはりプログレ道は長い!

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