2008年5月14日水曜日

AZIA 栄光よ再び!


AZIA についてはコアなプログレ・ファンからは、いろいろと良くない評価がされてきた。
今、この記事を書いている最中だが、それこそ再結成された AZIA がこの日本で来日コンサートを行っている最中でもある。
John Wetton/ Steve Howe / Carl Palmer/ Geoflrey Downes と言った、YES .King Crimson.EL&PというProgressive Rock シーンのトップ・バンドに在籍した泣く子も黙るようなメンバーで結成された AZIA は70年後半から急速に衰退していった Progressive Rock の復興を狙った切り札的バンドだったとも言えます。ゆえに商業的ロックに接近して言ったのも戦略的な要素だったのだろう。
メンバーが在籍していたそれぞれのバンド特有の大作は一切無く、全ての曲がポップかつスリムに4、5分にまとめられ、卓越したテクニックとアレンジに裏打ちされた楽曲はそれまでのプログレの概念を打ち破った。全曲シングル・カットできそうな曲だが、よく聴けば確実にそれぞれのメンバーのプレイヤーとしての特性が生かされている。特にこの時期の John Wetton のヴォーカルは存在感がある。
このアルバムは全米でも大ヒットし、9週間連続NO.1を記録、その年のアメリカで最も売れたアルバムとなり、日本を含む世界的な大ヒットとなった。

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