2008年5月16日金曜日

Soft Machine / Bundles Allan Holdworth が参加!


Soft Machine こそは、カンタベリー・シーンを代表するミュージシャン人脈及び彼らの共有する音楽文化風土の主な幹にあたるグループである。
もとはと言えば、ホッパーやラトラッジがワイアットの家に集まって、オーネットやコルトレーンのレコードを聴いたり、即興セッションを繰り返していたのが始まりだった。
前作「Seven」あたりから、当時流行りのクロス・オーバーの影響か、シンセサイザーを導入、サウンドの電気化が顕著になってきた。
そして、デビュー以来空席であったギタリストのポジションにあの Allan Holdworth が参加してこの「Bundles」は制作された。
バンドにとっては思い切ったサウンドのイメージ・チェンジを図っている。それはジャズ・ロックからジャズ・フュージョンへの変貌であった。 Allan Holdworth のテクニカルなギター・プレイはバンドの表現の幅を思いっきり広げ、より多くのファンの獲得につながった。全編 Allan のギターがメインに展開され Allan のファンは秘聴!
しかし、従来のSoft Machine の路線からは大きく離脱、唯一のオリジナル・メンバーだった Mike Ratledge も本作をもって脱退。その後はSoft Machine の名は残しながら Karl Jenkins のグループと化し完全なジャズ・フュージョンのグループとなって行くのだが
それはそれで、なかなか良くて私は好んで聴いています。

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