2008年4月14日月曜日

The Best Thing Shelter Me / Richard Page



たまには、こういう音楽もいいものだ。
気楽に聞き流せる、決して内容がないという事ではありませんよ。
この人 Richard Page が歩んできた経歴を考えると、少し枯れた歌声やメロディーなどがジワジワと心に染みわたってきそうだ。
78年に Pages でデビュー、音楽的にも高い評価を得るが、商業的には成功できなかった。その後あの Mr.ミスター を結成、全米ナンバー・ワンという栄光を手に入れた。その3年後にはアメリカの音楽業界の恐さを知るはめになる。
かってのナンバー・ワン・グループもヒットがなくなると、レコード会社は、そしてファンは、こうまで冷たくなるのか、という現状を。
ここ十何年かは、どちらかというと日陰人生を送ってきた Richad Page だが本当に久しぶりにソロ・アルバムという形で歌声が聴けた。
決して派手さはない。いや、むしろ地味という言葉で形容してもおかしくないサウンド。アコースティックな手触りを大事にしながら、そこに乗る Richard Page のなんともヒューマンな声、そして旋律。
これは、まさに Richaed Page 個人の素顔を描いた真の ‘ソロ・アルバム’ である。
最後に Stevie Wonder の曲で締めくくっているのも彼らしいなー。 

0 件のコメント: