2008年4月15日火曜日

死の舞踏 Danse Macabre / ESPERANTO



75年、高校生だった頃、偶然遊びに行った友達の部屋でこの ESPERANTO の邦題「死の舞踏」を見つけた。
何故、友達がそんなマニアックなレコードを所有していたのかは、今となっては謎である。
なんか‘SM’みたいなジャケットが、高校生だった自分には充分に刺激的だった。そのジャケットのなかから、私はめざとく Peter Sinfield の名前を見つけて、元 King Crimuson の Sinfield が関わっているのなら、きっと、これは凄いアルバムに違いないと直感したのだが
結果、高校生だった自分には少々難解な音楽性だったのか、すこし期待しすぎて、駄目だったのを記憶している。
40歳過ぎた頃、何故か急に、この ESPERANTO を思い出し、聴きたくなったものだから、再発の紙ジャケを買いました。
大所帯のバンドなので、メンバーの事はいちいち知りませんが、2人のヴォーカル、4人の弦楽奏者、そしてロック・バンドと、そのサウンドはクラッシク寄りではあるが、ロックのダイナミックさも持ち合わせている。緩急をうまくつけたドラマチックで緊張感溢れる、すばらしい、よくまとまった作品である。
やはり、歳月が流れると、物事は印象も変わるものですね。
昔、いまいちでも、改めて聴きなおすと、また感想も変わるかも知れませんよ。

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