2008年4月17日木曜日

何かが生まれる。 Before We Were Born/ Bill Frisell



Bill Frisell のことは、最近になって聴き始めました。

Jazz ギタリストという認識でしたが、どうもそれだけでは、収まらない人物でした。偶然、見つけた We Love Progressive Rocks というサイトでの解説が良かったんで、今回は引用させていただきます。どなたが作ったのか知りませんが、本当に内容がすばらしいサイトだと感じました。

アメリカのギタリスト Bill Frisell は ECM からデビュー後、NY シーンとのコラボレーションを経てアメリカン・ルーツ・ミュージックのモダンな解釈へと進む気鋭のギタリスト。初期はかなりプログレ。

89年発表のアルバム。Frisell と Ambitious Lovers の共演に ジョン・ゾーン がスパイスを効かせた、得意の「不気味で謎めいた」傑作。 Frisell の不可思議音響ギターに Art Lindsay の下手なギターが絡まる空間的な演奏や、死にそうなヴォイスなど、醒めているくせに刺激的なコンテンポラリー・ポップ・ミュージック。そしてゾーンのアレンジによる作品では、 The Bill Frisell Band が勢ぞろいして得意のコラージュを絨毯爆撃するパワーチューンをぶち上げる。これは Crimson、XLS,レコメン ファンにも絶対受ける内容。また2曲目、ユーモラスでねじれたジャズ解釈では、デビッド・サンボーン や ティム・バーン が師事したフリーの巨匠 Julius Hemphill も共演。モダン・ジャズのキャンパスに NY の景色が風変わりしながらも見事なタッチで描かれているような気がする。とにもかくにもミクスチャー感覚という点でずば抜けていた作品でした。

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