77年 CAMEL の5作目。
ベースが CARAVAN の Richard Sinclair になり、新しい風を CAMEL に送り込んでいる。
弱点であったヴォーカル・パートが Sinclair によって、ほどよくカバーされていて、歌がはいると、やっぱりカンタベリー風と言おうか、牧歌的でさえある。
演奏のほうも、ほどよく洗練されて当時流行りのフュージョンがかったサウンドが展開されるが、根底にはしっかりとしたプログレの風味がかかっており、CAMEL 流フュージョンとでも呼びましょうか?
この展開は次回作「ブレスレス」まで続きます、キーボードの Peter Bardens が脱退した後釜には、やはり元 CARAVAN の David Sinclair が加入し、それこそ半分 CARAVAN 状態になってしまいました。
しかし、この頃の演奏は本当にプログレ、フュージョン、ポップスといったサウンドが三位一体になった高度な次元で製作されているなというのが、よく解かります。
最近リマスターされた、この頃のライヴ盤がボーナス・トラックがたくさん収録されて発売されていますので CAMEL ファンの方はぜひ聴いてください、感動しますよ!
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