2008年4月13日日曜日

日本最高のプログレ・バンド 夢の丘 / KENSO


KENSO を知ったのは数年前くらいである。
日本にもプログレ・バンドが結構、予想外にたくさんあるんだということも知ってはいるが、その全てを知っている訳ではありません。日本の GENESIS と言われた‘新月’とか難波弘之氏のセンス・オブ・ワンダーもしくは‘美狂乱’とかそんな程度です。
この「夢の丘」は KENSO の最高傑作と言って良いほどの高水準の内容です。他のバンドとは格段にレヴェルが違うといった演奏です。
そのサウンドは深みや広がりがあり、これは一朝一夕に得られたものはない。メロディー、ハーモニー、リズム、効果音に至るまで、あらゆる要素が確実に必然性を持ち、いわば幾何学的な相乗効果をもって成立する中で、あたかも内部からの化学反応により湧き上がってくるかのような力強さを湛えている。
残念ながら、プログレといういまでは少数なジャンルの為か、商業的には成立する訳もなくメンバーがそれぞれ本業を持っているのもおもしろい。リーダーで ギター担当の清水氏は本業が歯科医だそうです、ビックリしました。

0 件のコメント: