2008年4月18日金曜日

男泣きの名曲「Starless」 Red/ King Crimuson


74年、私は15歳でした。その頃よく見ていた音楽雑誌「音楽専科」の記事に、めずらしく写真付き(当時は写真でも貴重でした)で Crimuson の解散、そしてラスト・アルバムの「Red」の発表が載っていたのでした。

その頃すでに私は、プログレの王道を突き進み、この King Crimuson に至ってはもう神様同然の存在でしたから、そのショックは相当なものでした。それでも、このラスト・アルバムを聴きのがさまいと、レコード屋さんに走ったのでありました。

前作の身を削るようなストイックな演奏も感動しましたが、この「Red」の男気を感じさせる、いさぎよさにもメチャクチャしびれました。

表題曲「Red」のストレートなメタル・ロック的なギター・リフに始まり、2、3曲目は後の John Wetto n の活躍を予感させるバラードとハードかつポップな曲想。即効的な演奏をはさみ、いよいよラストの名曲「Starless」それこそ、男泣きなフレーズな Robert Fripp のギター、ゲストのオリジナルメンバーでもあった Ian McDonald のむせび泣きなサックス、そして Bill Bruford のドラムも、いままでになくダイナミックだ。しかしながら、この名曲「Starless」にも、フリップにはもはや何の感慨もなかったのだろう。



 









2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

King Crimsom です。

匿名 さんのコメント...

って 間違えちゃ失礼です。
King Crimson