2008年4月11日金曜日

英国を売ってしまいました。 Selling And By The Pound / GENESIS


30何年か前、自分が高校生の頃、 GENESIS は全くといってほど日本では無名だった。当時は情報じたいが、あまり無かったのだ。せいぜい「ミュージック・ライフ」ていう音楽雑誌で情報を集めるくらいでしたね。写真といおうか映像なんて、もう全く無いんです、もうジャケットやタイトルで想像するしか無いんですよね。

この GENESIS の邦題「月影の騎士」は本当にレーコード屋さんで偶然目にしたのだ。たぶんヨーロッパの中世的なジャケットの絵に惹かれたんだと思う。高校生だったので買うかどうかその場で随分悩みました、お金ないですからね、でもジャケットの絵の雰囲気を信じ買ってしまいました。その決断は正解でした。

内容についてはいまさらなんですけど、GENESIS のアルバムの中でもベストと言う人も多いほど良いです。 Peter のヴォーカルと Tony 、Phil 達のバックの演奏力が互角になってきて、いわゆる名演が多いですね。後に Steve Hackett のフェバリット・プレイとなる「Firth of Fifth」でのギター・ソロは有名。「More Fool ME」では初めて Phil Collins が歌い、その後の大活躍を予感させる。もちろん主役の Peter Gabriel の演劇がかった歌いまわしもすばらしい、そしてこの中世の御伽噺シリーズもここで頂点を向かえ終わりを迎えるのであった。

0 件のコメント: